映像情報メディア学会技術報告
Online ISSN : 2424-1970
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セッションID: MMS2001-29
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相変化光ディスクにおける記録補償マルチパルスを用いない高速記録再生実験
石川 清彦岸田 雅彦上條 晃司徳丸 春樹奥田 治雄
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抄録
放送用ハイビジョン光ディスク実現のためには, 100Mbps以上の高転送レートが必要である.従来, 相変化ディスクは, 記録マーク形状の安定化のために, 記録データに対しマルチパルスをレーザーパワーに変調する方式をとるが, 高速な記録データには, レーザー駆動の点で困難となる.我々は, 高線速度においてはマルチパルス付加と同様な冷却作用が出現することを予想し, データにマルチパルスを付加しないで, 直接記録する方法(ダイレクトデータ記録方式)を検討した.その結果, RLL(1, 7)符号とPRML検出復号を用いた場合には, 線速度25m/sにおいて100Mbpsの再生信号より10^<-6>台の誤り率が得られ, 高データ転送レート記録再生の可能性があることがわかった.
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© 2001 一般社団法人 映像情報メディア学会
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