抄録
コンシューマエレクトロニクスは多機能化するにつれて、そのユーザインターフェースは複雑になり、使いづらいものになってきている。提示型ユーザインターフェイスは、ユーザに必要な情報を適切に提示することによって、ユーザが行なう操作を最も単純にしたユーザインターフェイスモデルである。複雑なタスクでも、提示されたものをユーザが選択するだけで、ユーザが望むタスクを確実に実行できることが特徴である。本稿では, 提示型ユーザインターフェイスの基本的な概念とコンシューマエレクトロニクスへの応用について述べる。