抄録
宇宙太陽発電所SPSは数百万kWのマイクロ波エネルギービームを用いて無線電力伝送を行うため、他の通信システムに影響を及ぼさないように最適設計を行う必要がある。2.45GHzもしくは5.8GHzのマイクロを用い、直径数kmのアンテナ間でビーム収集効率90%以上の無線電力伝送はこれまでに製作されたどんな無線通信用アンテナとも異なる。特に同一周波数帯であってフィルター効果が期待できないISMバンド機器(無線LAN、ブルートゥース、DSRC)への対策が必要である。振幅分布を用いたサイドローブ低減、階段状振幅分布の最適化等、SPSシステムの最適化について述べる。