映像情報メディア学会技術報告
Online ISSN : 2424-1970
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セッションID: BCS2001-43/MIP2001-9
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モザイク表現とFisher判別分析法を用いた照明方向にロバストな顔画像の認識
生松 宏規大堀 哲史小杉 信
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抄録
Fisher判別分析法を用いることにより照明方向にロバストな顔画像認識が可能とされている。しかしこの手法は、顔領域の画素を計算要素とすると多次元の行列演算が必要となり、計算負荷および所要メモリサイズは膨大となる。また照明の角度を大きくした場合、異なる照明方向ごとの登録画像数も非常に大きくなる。そこで、本研究では、顔領域の行列演算を画素単位からモザイク単位とし、さらに照明依存度の高いブロックを計算要素から排除した。また、中間角度の辞書を、これをはさむ辞書から補間することで辞書登録数を削減した。この結果、照明方向が上下左右45度までの変化に対し、5人を対象に平均94.6%の高い認識率を実現した。
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© 2001 一般社団法人 映像情報メディア学会
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