抄録
近年, 画像の圧縮においてウェーブレット変換を用いた手法が注目されている.また, 画像の局所的性質に応じて圧縮手法を変更して適用する適応圧縮手法も多く提案されている.医療現場などでは可逆な画像圧縮手法が必要とされているが, 必ずしも一度に画像全体が高精細である必要なく, 全体を見渡して必要な部分のみを高精細に表示できれば充分であると考えられる.本研究では, このような用途を想定し, 可逆な画像圧縮手法でかつ必要な部分だけをさらに高精細な画像として表示可能なプログレッシブ表示が可能な圧縮手法の開発の一段階として適応圧縮において適切な色空間ならびにブロック分割による影響について報告する.