日本保健医療福祉連携教育学会学術誌・保健医療福祉連携
Online ISSN : 2434-4842
Print ISSN : 1883-6380
専門職連携教育実装における開始期の課題と対処
井出 成美伊藤 裕佳酒井 郁子
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キーワード: IPE, 実装過程, 教員の経験
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2020 年 13 巻 2 号 p. 125-134

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抄録

【目的】IPE開始期の課題と対処の仕方を明らかにすることを目的とした。 【方法】IPE開始期に従事経験のある複数領域の教員5名を対象に,半構成的面接調査を実施し,質的帰納的内容分析を行った。 【結果】IPE開始期における経験を125コード抽出し,IPE開始のきっかけ・動機4カテゴリー,IPE開始の推進力8カテゴリー,IPE開始にあたっての困難・障壁5カテゴリー,カリキュラム構築・プログラム作成における苦心7カテゴリー,領域・機関を横断しての組織化の苦心4カテゴリーを得た。 【結論】IPE開始期では,教育プログラムの創出にあたり,複数領域の教員間での合意形成と対立の解決,授業方法の模索が課題であることが分かった。 また,組織の強みや時代の動向を推進力として活かす,IPEに必要な経済的・環境的・人的資源を確保するための組織をつくる,現実的で試行的なプログラムから初める,教員間の合意形成の場を組織化するといった対処が明らかとなった。

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