映像情報メディア学会技術報告
Online ISSN : 2424-1970
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セッションID: HIR2002-127
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都市景観照明のイメージ評価の定量化に関する基礎的研究 : 金沢市の事例(視聴覚技術および一般)
長山 信一中嶋 芳雄高松 衛宮腰 隆
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抄録

都市における夜間景観について,景観照明の果す役割は"夜間都市景観の演出"から"快適な光環境の創造"へと、より文化度の高いものになりつつある。本研究では北陸における地方都市の代表例として,金沢市を取り上げ,景観照明がイメージ評価に及ぼす影響やイメージ評価の因子構造の解明を試みた。実験方法は計量心理学的手法としてSD法を用い,視覚工学的に配慮しつつ定量化を試みた。データに基づき因子分析した結果,景観照明のイメージ評価構造は3因子(活動性・顕在性・評価性)によって構成されていることが判明した。また,それらの3因子に照らし,「夜景」は「昼景」と比較して評価が高く,景観照明は"都市のイメージ評価の向上"や"街の活性化"に有効であることが定量的に解明された。

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© 2002 一般社団法人 映像情報メディア学会
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