映像情報メディア学会技術報告
Online ISSN : 2424-1970
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セッションID: HIR2002-17/MIP2002-3
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JPEG2000における適応圧縮に向けたタイル分類についての一検討(映像メディアおよび一般 インターネット, デジタル放送, マルチメディア, 三次元画像, 視覚と画質評価, ITS等)
山内 仁高橋 浩光
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キーワード: JPEG 2000, 適応圧縮, 分類手法
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抄録
JPEG 2000 では画像をタイルに分割して,それぞれのタイルに対して別の変換を用いることが可能な構造となっている.標準化されたJPEG 2000 Part1では規定されている変換が可逆/非可逆それぞれ1種づつであり,適応圧縮は不可能である.しかし,標準化に向けて作業中のPart2では任意の変換を与えることが可能となる予定であり,これを利用してタイル単位の適応圧縮が実現可能である.本橋ではこの適応圧縮に用いるためのタイル単位の分割手法について検討する.近年,画像の応用範囲が広がるにつれて情報の欠損が重大なミスを引き起こす可能性のある医療分野などで可逆な圧縮手法が求められている. JPEG 2000では入力画像を複数のタイルに分割して,それぞれのタイルに対して別々に処理を行う構造となっている.標準化されたJPEG 2000 Part1では規定されている変換が可逆/非可逆それぞれ1種づつであり,適応圧縮は不可能である.しかし,標準化に向けて作業中のPart2では任意の変換を与えることが可能となる予定であり,これを利用してタイル単位の適応圧縮が実現可能である.本稿ではこの適応圧縮に用いるためのタイル単位の分割手法について検討する.
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© 2002 一般社団法人 映像情報メディア学会
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