映像情報メディア学会技術報告
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セッションID: IDY2003-9
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青色発光(Sr_<1-x>Ca_x)S:Cu,F薄膜EL素子の発光特性におけるH_2Sの効果(発光型・非発光型ディスプレイ合同研究会)
江原 摩美袴田 新太郎深田 晴己小南 裕子中西 洋一郎畑中 義式
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キーワード: (Sr_<1-x>Ca_x)S:Cu,F, 固溶体, 薄膜, H_2S, PL, EL
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抄録

(Sr_<1-x>Ca_x)S:Cu,F固溶体薄膜は、固溶体蛍光体を蒸発源として電子ビーム蒸着法で作製し、ArあるいはH_2S中でラピット・サーマル・ア二ール(RTA)にて900℃でア二ールをおこなった。xの増加に伴って、薄膜のXRDのピーク位置は高角度側にシフトし、PLスペクトルのピークは短波長側にシフトした。しかしH_2S中でアニールをおこなった薄膜のPLスペクトルは長波長成分が大きくなった。このことはH_2S中のア二ールでSr欠陥によるCu^+-Cu^+ダイマー中心が生成したことを示唆している。薄膜EL(TFEL)素子をSrS:Cu,F薄膜でAr中におけるRTA法とH_2S共蒸着法で作製した。それらの色度座標はそれぞれ(0.16, 0.23)と(0.16, 0.21)であった。この結果からH_2S共蒸着をおこなうことにより、色純度の良いTFEL素子が作製できることが示唆された。

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© 2003 一般社団法人 映像情報メディア学会
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