抄録
エージェントとユーザがコンピュータを介してインタラクションをする際にエージェントの表情と言葉がユーザの応諾行動にどのような影響を与えるかの評価結果を報告する.具体的には,ユーザに感情を喚起するような状況を設定し,ユーザの感情を確認し,それに対してエージェントが表情と言葉で返答を行うというインタラクションを繰り返し,その後エージェントの勧誘に対する応諾行動がどうなるかについて調査した.被験者にはWeb上の96パターンのコンテンツにアクセスしてもらい,アンケートを回収し調査を行った.調査結果と評価,今後の課題について議論する.