抄録
身の回りに存在する種々の情報や物の状態をセンシング、情報を収集するセンサネットワークでは、小型かつ低電力のセンサー端末が多数必要とされる.今回我々は、長時間動作を可能とする小型・低電力のセンサー端末実現を目的として、デジタル回路技術により送信信号を変調、制御する送信機の構成方法を検討した.独自通信方式の送信機について設計、LSI試作を実施し、試作チップにより通信距離10m、送信時1Mbpsの間欠送信動作を3V電源で平均電流1.6μAの低消費電力で実現した.間欠動作のオンオフ比は約1:530であり,ビットレートを平均換算すると1.8kbps程度となる.この試作チップと市販振動センサーを組合せた簡易センサー端末を作製し、センサー端末の基本動作確認を行った.