映像情報メディア学会技術報告
Online ISSN : 2424-1970
Print ISSN : 1342-6893
ISSN-L : 1342-6893
セッションID: BCT2008-138
会議情報
FTTH施工を効率化する新架空配線ケーブルと周辺配線物品(アクセスシステムおよびアクセス用光部品,光無線システム(ROF,FWA等),光映像伝送(CATV含む),オペレーション/保守監視,光計測,光ファイバ,光ファイバケーブル,一般)
宮野 寛大塚 健一郎西岡 大造岡部 圭寿為国 芳享大杉 哲也粟飯原 勝行濱田 眞弘
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録
FTTHの加入者は増加を続けており、開通工事を簡略化できる新配線物品や新配線方法による工事時間短縮が求められている。今回我々は、加入者への引き落とし作業性を向上する新架空配線ケーブル:フリーブランチケーブルと、両端コネクタ付きスパイラルドロップケーブル、および周辺配線物品を開発した。フリーブランチケーブルは、1心の光ファイバを収納した光エレメントを32条集合してなる構造であり、外被が設けられていないことより、任意の地点で任意の光エレメントを中間分岐引き落としすることが可能である。また加入者への引き落としに用いる両端コネクタ付きスパイラルドロップケーブルは、施工現場でのコネクタ付け作業を省略できるとともに、伸縮可能なスパイラル構造によりケーブル余長の輪取り収納作業を不要とし、施工簡略化と信頼性向上が期待できる。本報告ではこれらの新開発ケーブルおよび周辺配線物品の特性評価結果と、開発物品を適用した新配線モデルの施工時間削減効果について述べる。
著者関連情報
© 2008 一般社団法人 映像情報メディア学会
前の記事 次の記事
feedback
Top