映像情報メディア学会技術報告
Online ISSN : 2424-1970
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セッションID: HI2009-97
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内装模様を利用した位置計測のロバスト性の向上に関する研究(人工現実感、及び一般)
西坂 信哉檜山 敦谷川 智洋廣瀬 通孝
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抄録

人の位置情報によるサービスを屋内で行いたいというニーズに応えるシステムとして,数々の屋内測位システムが研究されている.そのようなシステムの一つとして我々は,画像マーカを用いたシステムの研究を行ってきている.マーカはユーザが任意にデザイン可能であるため,インテリアの装飾として用いることができる.このシステムでは床に配置された画像マーカをカメラで映すことによりカメラの3次元位置・姿勢情報を得ることができる.しかしこのシステムを公共空間で利用するためには,周囲の照明条件の変化よるマーカの認識率の低下や,マーカの種類及びカメラの床面に対する角度の変化に対する認識率の不安定性という問題がある.本研究ではこれらの問題それぞれに対し対策を講じ,公共空間でのロバスト性の向上及び認識可能な模様の汎用性の向上を実現した.

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© 2009 一般社団法人 映像情報メディア学会
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