抄録
CCLは液晶用のバックライト光源として使用されており。さらなる高性能化、特に高出力化が求められている。この様な状況の中でランプの信頼性を高めることは非常に重要である。ランプが長時間点灯されると中に封入されている水銀は徐々に減少していく。そして最後には希ガスめみの放電に移行すると予想される。水銀が存在しているときと無くなったときとで、電極の損耗状態がどのように異なるかを把握することは非常に重要である、と考えられる。本発表では、板電極形状の電極を用いたランプの水銀の有無が電極の損耗状態に及ぼす影響を調べ、水銀が無くなると電極の損耗割合が増加すること、NiとMoでは電極の損耗の仕方が異なることを掴んだので報告する。