抄録
近年,環境問題/資源枯渇問題により,省エネルギー機器の開発が求められている.モーターや変圧器によるエネルギーロスは莫大な量であり,これらの高効率化は環境負荷低減に対して急務である.この課題に対しこれらデバイスに実用されるアモルファス箔帯や電磁鋼板では磁区観察による磁化過程解析が非常に有用な分析手段であるが,デバイスサイズが大きく大面積に渡る評価が必要なことが難点であった.我々は,μmオーダーの磁区構造等を迅速に評価できるカー効果顕微鏡を開発してきた.今回,顕微鏡光学系で確立した基盤技術をmmオーダーの磁区観察可能な縮小光学系に展開し,磁化方向検出可能な広視野磁区観察装置の開発を行ったので報告する.