Wクラス高出力量子カスケードレーザの開発(第7回赤外放射の応用関連学会年会)

抄録

現在、レーザ加工や医療生体分野への応用を目指して量子カスケードレーザの高出力化を進めている。今回、波長8.5μm、活性層70段カスケード結合、発光幅100μmのブロードエリアタイプ素子において室温パルス駆動でピーク光出力22.6W、擬似CW駆動時の平均光出力1.3Wを達成した。今のところ、この波長帯では世界最高出力であり、1チップでWクラスの光出力を達成したことで今後、様々な分野において応用が進むものと期待される。