抄録
書き込み時の放電遅れはフィールド周波数を上げるためには小さくする必要がある。このためMgO層の上に単結晶をのせる方法などでこの目的をはたしているが、これらの原因の考察はあまりなされていない。この論文はNeガスで陰極上の初期電子の数と遅れ時間の関係を解析し、それを定量的に示した。初期電子の数が数個では遅れ時間とばらつきは大きいが数10個以上では十分小さくなる。この条件はMgO層の上に突出部があると電界による電子放出によって満たされる可能性がある。Xeと高?_i陰極材料との組み合わせについても検討した。