これからの放送サービスは従来のテレビ受信機だけにとどまらず,テレビ受信機の周りに存在する様々な外部端末に拡大していくことが検討されている.外部端末の進化は早く,新たな放送サービスをこれら外部端末に提供していくには,その進化に追随可能な仕組みが必要である.そこでテレビ受信機と外部端末がLAN接続されている環境を前提に,放送局と外部端末とを放送波に載せたIPパケットで接続して,外部端末の進化やサービスの変更に柔軟に対応する放送通信連携システムを試作し,MBSのホワイトスペース特区「茶屋町TV」で実証実験を行った.