映像情報メディア学会技術報告
Online ISSN : 2424-1970
Print ISSN : 1342-6893
ISSN-L : 1342-6893
セッションID: AIT2014-28
会議情報
大画面高臨場で楽しめる湾曲凹面スクリーン開発。ビデオプロジェクター創作秘話と未来テレビ方式 : CES 2014で湾曲有機ELテレビが発表されたが最初のビデオプロジェクターは光学と人間の不思議な視覚原理でコンケーブ凹面映像だった(表示,映像表現・芸術科学フォーラム2014)
竹内 幸一
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録
2014年冬季コンシューマーエレクトロニクスショーで韓国の有機ELテレビに湾曲画面OELD大型テレビが発表されたが、実は世界初の家庭用ビデオプロジェクターでは1971年からコンケーブ湾曲型凹面スクリーンであった。凹面スクリーンになった理由は光学レンズ設計のためと、シルバー表面スクリーンの輝度向上のためと、もう一つ人間の視覚の自然な認識のしやすさ、網膜上のピントの合いやすさ、見易さなどの隠れたノウハウがあった。筆者はビデオプロジェクター、立体カメラ、立体映像などの開発で40年間、外には出せないノウハウも人間の視覚の不思議さで見やすい未来画像を経験してきた。人間の視覚の不思議さからの開発の糸口を発表する。人間や動物の眼球は写真機と違って網膜が球面凹面であり、それはどの方向からも敵の動物から襲われる危険があり、網膜上の画像焦点が球面の方が視界の安全距離圏を一望でき生命保存の理屈にかなっていると結論付けた。そして実証した。
著者関連情報
© 2014 一般社団法人 映像情報メディア学会
前の記事 次の記事
feedback
Top