映像情報メディア学会技術報告
Online ISSN : 2424-1970
Print ISSN : 1342-6893
ISSN-L : 1342-6893
セッションID: BCT2014-33
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可視光を用いた映像信号の水中光伝送のための基礎実験(学生・若手発表および一般)
扇田 恵梨菜宮前 圭輔小暮 健太小島 弘輝和合 恭弘前田 幹夫
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抄録
深海の潜水艇からTV生中継を実現するための映像の光伝送システムを提案する。潜水艇の近くに中継装置を置き、潜水艇で撮影した映像を可視光で中継装置に送り、洋上の船まで光ファイバでさらに伝送する。本システムでは出射ビームが常に中継装置を捉えられるように光ビームのずれを検出する手法が重要である。そこで中継装置を球形とし、表面の再帰性反射材で反射した光を潜水艇側の複数の受光器で受光し、その強度を比較することでずれの方向を検出する工夫をしている。基礎的な室内実験を行なって、理論値との比較を行い、良い一致をみた。また、複数の受光器で得られたFM変調信号を合成することで、CN比を改善できることを明らかにした。
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© 2014 一般社団法人 映像情報メディア学会
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