抄録
近年,ハードウェアの性能向上とともにヘッドマウントディスプレイ(HMD)が再注目されている.いくつもの企業から市販され,入手が容易になったことから,HMDに対応した3Dゲームやシミュレーションソフトが増加傾向にある.そのようなソフトに不可欠となるのが3Dモデルである.しかし,モデリング初心者にはいくつもの技術的ハードルが存在する.そこで我々は拡張現実(AR)技術を用いて,3D作業空間に適したインタフェースを開発し,ブロックを積み上げるという,操作を単純化したモデリングソフトを提案する.最後にはユーザテストを実施し,その結果を示す.