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Cover1-
発行日: 2017年
公開日: 2021/04/02
会議録・要旨集
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Cover2-
発行日: 2017年
公開日: 2021/04/02
会議録・要旨集
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粟田 陽光, 水科 晴樹, 陶山 史朗
セッションID: IDY2017-1
発行日: 2017年
公開日: 2021/04/02
会議録・要旨集
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左右眼に視力差がある不同視において,アーク3D表示が二眼式と比べて,奥行き知覚が良好にできることを明らかにした.二眼式立体表示では,片眼視力が0.2に減少した付近より知覚される奥行きが急激に低下し,片眼視力が0.1になると奥行きが知覚できなくなる.これに対して,アーク3D表示は,片眼視力が0.1になって二眼式では奥行きが知覚できなくなった場合でも十分に奥行きを知覚でき,さらに片眼視力が0.01になっても奥行き知覚が可能であることが分かった.以上,滑らかな運動視差をもつアーク3D表示について不同視の影響を評価し,このアーク3D表示の微小な運動視差が不同視における奥行き知覚に影響している可能性が示唆された.
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藤原 尚人, 水科 晴樹, 陶山 史朗
セッションID: IDY2017-2
発行日: 2017年
公開日: 2021/04/02
会議録・要旨集
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印加周波数により屈折率を変化できる二周波駆動液晶を用いたアーク3D表示用液晶プリズムの先端形状と方向性散乱の関係性から,方向性散乱を先端形状で制御できる見通しを得た.アーク3D表示用デバイスにおける設計指針を得ることを目指し,先端形状として,35度液晶プリズムを用いて光の入射方向やプリズムの傾きを変えた場合の方向性散乱の測定結果と理論計算とを比較した結果,ほぼ同様な傾向を示すことが分かった.
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吉岡 一貴, 西山 慎悟, 水科 晴樹, 陶山 史朗
セッションID: IDY2017-3
発行日: 2017年
公開日: 2021/04/02
会議録・要旨集
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我々は,アークDFD表示方式の水平方向の視域を拡大するための新たな手法を提案し,その原理確認を行なった.アークDFD表示の前面または後面に用いているアーク3D表示方式を多眼化することで,アークDFD表示方式の水平方向視域の拡大を目指し,観察者が水平方向に移動した時であっても,輝点が水平方向の同じ位置で観察されることを評価した.その結果,輝点の位置が視域の広い範囲で一定となる良好な結果を得ることができた.これにより,アークDFD表示方式は鉛直方向と組み合わせて全方位に広い視域を持たせる事ができる新たな3D表示デバイスとして期待できると考える.
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尾崎 亮介, 山本 裕紹, 水科 晴樹, 陶山 史朗
セッションID: IDY2017-4
発行日: 2017年
公開日: 2021/04/02
会議録・要旨集
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放射状パララックスバリアを用いた多眼表示方式に,アーク3D表示を利用した方向性バックライトを組みあわせることにより,薄型で全周から観察可能な多眼表示が原理的に実現可能であることを確認した.回転対称性を有する放射状パララックスバリアを提案し,これにフラクショナルビュー方式を適用することで,全周の視点変化に対応した所望の視差画像の変化を検証できた.しかし,放射状バリア特有の現象として,表示したい位置以外にゴーストが発生したため,この解決を試みた.解決策として,アーク3D表示による方向性バックライトを用い,所望の立体像のみを照明することにより,ゴースト発生を抑制でき、全周から観察可能な多眼表示を薄型で実現できる見通しを得た.
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西山 慎悟, 水科 晴樹, 陶山 史朗
セッションID: IDY2017-5
発行日: 2017年
公開日: 2021/04/02
会議録・要旨集
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アーク3D表示の動画化のために,傾き角度の異なる複数の円弧で構成されるサブピクセル構造を持ったアーク3D表示を提案し,サブピクセル構造による円弧の不連続性の奥行き知覚への影響はピクセルピッチを小さくすることにより抑制できることを明らかにした.すなわち,破線状円弧の破線の一つの間隔が2.0 mmから1.0 mmまででは,奥行き知覚の劣化が見られたのに対して,0.5 mm程度まで小さくすると良好な奥行き知覚を得られることが分かった.このことから,サブピクセル構造の設計指針として,間隔が0.5 mm以下であることが妥当であるということが分かった.
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大関 勇人, 大林 恒介, 飯村 靖文
セッションID: IDY2017-6
発行日: 2017年
公開日: 2021/04/02
会議録・要旨集
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現在、最も高画質とされるLCDは、IPSモードやFFSモードと呼ばれる高性能LCDモードである。更なる高画質化のため、光配向制御技術を用いて高性能LCDモードを作製すれば、最も高品質なLCDが実現される。光配向制御技術による高性能LCDモードの作製が一部で実用化されているが、配向規制力が弱く、画像の焼きつきが生じてしまうため、限定された条件でしか作製ができていないことが現状である。本研究の目的は、光配向制御型LCDの配向規制力を、高分子表面安定化技術(PSS)によって向上させることである。高分子表面安定化の条件を検証し、高性能化を実現できたため、これを報告する。
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小野瀬 翔, 山本 裕紹
セッションID: IDY2017-7
発行日: 2017年
公開日: 2021/04/02
会議録・要旨集
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再帰性反射材による空中結像(AIRR)を用いて観察者の全周囲に空中像を結像する.提案手法としてルーバーフィルターによってディスプレイの視野角を制限することで従来法において観察の妨げとなっていた光源の直接光を制御した結果を報告する.
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岡本 智行, 小堀 智史, 小野瀬 翔, 小貫 健太, 堀江 ひとみ, 久次米 亮介, 糸井川 高穂, 山本 裕紹
セッションID: IDY2017-8
発行日: 2017年
公開日: 2021/04/02
会議録・要旨集
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再帰反射を用いた空中結像(AIRR)により可視光の空中像を形成して,この空中像とは独立して空中を局所的に温める反射型結像素子(WARM)を開発した.WARMにより触ると温かさを感じられる空中像の形成に成功した.さらに,AIRRとWARMによる複合ディスプレイの小型化を行った.
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小貫 健太, 小堀 智史, 堀江 ひとみ, 藤井 賢吾, 中島 正雄, 山本 裕紹
セッションID: IDY2017-9
発行日: 2017年
公開日: 2021/04/02
会議録・要旨集
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空中ディスプレイの要素である空中像の形成技術として,再帰反射による空中像の形成技術AIRR(Aerial Imaging by Retro-Reflection)が提案されている.AIRRによる空中像には低輝度という問題がある.本研究ではAIRRによる空中像の輝度向上のための偏光変調を用いたAIRRに適している再帰反射素子を明らかにすることを目的として再帰反射素子の反射特性の計測を行なった.さらに,実際に偏光変調を用いたAIRRによる空中像の形成装置を製作し,輝度が向上していることを明らかにした.
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小堀 智史, 岡本 智行, 小貫 健太, 小野瀬 翔, 山本 裕紹
セッションID: IDY2017-10
発行日: 2017年
公開日: 2021/04/02
会議録・要旨集
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本研究は再帰反射による空中結像AIRRを用いて空中像表示を行い,AIRRにおいて問題となる光源のディスプレイが見えてしまうという問題点を解決した光学系を設計し,その光学系において問題となる空中像の輝度低下をプリズム板を用いたディスプレイの指向性を制御することで解決する.また,そのプリズム板において形状の異なる2種類のプリズム板の光線追跡,配光分布の計測を行い,それぞれの特性から垂直な空中像だけでなく,空中像を2面表示させるための光学系を設計し,その2面生成した空中像の輝度向上を実証する.
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江口 達彦, 水科 晴樹, 陶山 史朗
セッションID: IDY2017-11
発行日: 2017年
公開日: 2021/04/02
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積層多眼DFD表示方式において,多眼表示の積層間隔を大きく,かつ適正な距離にすることにより,十分に視差成分を隣同士で混合することができ,少ない視差数でも良好な単眼奥行き知覚と3D像の滑らかな動きを実現できることを明らかにした.本研究では,多眼表示を大きな間隔で積層することにより,視差成分を隣同士で混合した積層多眼DFD表示方式において,多眼表示の積層間隔を変化させたときの単眼奥行き知覚および画像切り替え時の3D像の動きの滑らかさへの影響について評価を行った.
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大古 和也, 水科 晴樹, 陶山 史朗
セッションID: IDY2017-12
発行日: 2017年
公開日: 2021/04/02
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単眼運動視差において,頭部の移動周期を変化させることで,奥行き知覚特性に違いが生じることを明らかにした.頭部の能動的な移動と受動的な移動で,移動周期と移動幅を変化させて単眼奥行き知覚を評価した.頭部の移動幅が15 cmと5 cmと異なるにも拘らず,いずれの場合でも2.0 秒の移動周期において,最も良好な奥行き知覚特性が得られた.これから,運動視差による単眼奥行き知覚には,頭部の移動速度より移動周期が主な要因であり,刺激の運動方向が切り替わるまでの時間が影響していると考えられる.
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關口 好文, 瀬尾 宗一郎, 柴田 陽生, 石鍋 隆宏, 藤掛 英夫
セッションID: IDY2017-13
発行日: 2017年
公開日: 2021/04/02
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液晶ディスプレイに用いられる拡散フィルムには、高透過率と拡散性向上が求められている。高透過率拡散フィルムとして、高屈折率層と低屈折率層が交互に繰り返す高分子多層構造フィルムが提案されている。屈折率差に起因する回折により光を拡散するが、屈折率分布の評価手法および光学特性の解析方法がなかった。そのため、拡散分布が台形状となる基本メカニズムが明確ではなかった。本研究では、共焦点レーザ顕微鏡の反射光量からノイズを除去する手法を考案して屈折率分布を評価した。評価した分布から、屈折率層の厚みのばらつきに起因して、屈折率分布は振幅の異なる様々な周期構造から構成されていることが分かった。そこで、振幅の大きな周期構造を抽出し、厳密結合波理論に基づいて拡散分布を解析した。その結果、拡散分布が台形の肩を作る主要因は1次回折光であり、ある角度範囲で強度が一定になる要因は、複数の周期構造の存在によることを明らかにした。
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川守田 聖矢, 柴田 陽生, 石鍋 隆宏, 藤掛 英夫
セッションID: IDY2017-14
発行日: 2017年
公開日: 2021/04/02
会議録・要旨集
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フレキシブル液晶ディスプレイの実現に向けた課題の1つに,液晶セルを湾曲した際の基板間距離の維持が挙げられる.この解決のために,従来はモノマを混合した液晶層内への紫外線のパターン露光による光重合で高分子壁を形成する手法が提案されてきた.しかしこの手法における問題の1つに,画素領域内へのモノマの残留による電気光学特性の低下が挙げられる.そこで本研究では,基板表面材料の濡れ性と,液晶セル温度による液晶/モノマ混合液の溶解性変化を利用し,液晶中におけるモノマの凝集形態制御を行うことで高分子壁を形成することを目的とした.液晶/モノマの濡れ性に関わる基板表面材料に注目した結果,フッ素樹脂/ポリイミドパターニング基板上で液晶とモノマの凝集形態が可能となることを示した.
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薄井 武順, 岡田 拓也, 高野 善道, 山本 敏裕
セッションID: IDY2017-15
発行日: 2017年
公開日: 2021/04/02
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大画面で高解像度の映像表示を簡易に実現するために,複数のディスプレイをタイル状に並べるタイルドディスプレイが用いられている.1つのディスプレイでは,1水平ラインずつ順次にディスプレイパネルを駆動するために,上端と下端で1フレームの駆動のずれが生じてしまう.複数のディスプレイを並べて表示する場合,この駆動のずれによる映像ひずみが顕著になる問題がある.そこで,この映像ひずみを有機ELディスプレイの発光パターンを制御する事で抑制する手法に関して検討した.
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佐々木 翼, 深川 弘彦, 清水 貴央, 藤崎 好英, 山本 敏裕
セッションID: IDY2017-16
発行日: 2017年
公開日: 2021/04/02
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大画面シート型ディスプレイの実現に向けて,フィルム上でも長寿命化が可能な逆構造有機ELデバイスの研究を進めている.今回,汎用のプラスチックフィルム基板上へのデバイス作製に向けて,逆構造有機ELデバイスの低温プロセス技術を開発した.これまで高温の熱処理が必要であった無機酸化物電子注入層に無機・有機物ブレンド材料を用いることで,従来と同等の輝度電圧特性・寿命特性をもつ逆構造有機ELデバイスを低温プロセスで実現した.
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Peep PODDER, Yaxin CAO, 瀬戸 孝俊, Yuhua WANG
セッションID: IDY2017-17
発行日: 2017年
公開日: 2021/04/02
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LED用緑色蛍光体候補として知られた(Ba,Sr)2SiO4:Euの輝度を保ちながら、微粒子化することを試みた。BaCO3、SrCO3、SiO2、Eu2O3の原料を全てサブミクロンとしたとき、通常使用される焼成温度より約200℃ほど低い1000℃にて、外部量子効率が50%近い,比較的均一な1-3μmサイズの一次粒子を得ることができた。4種原料の中で、SiO2とEu2O3のナノサイズとすることが高輝度微粒子化に特に効果があることがわかった。
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113-
発行日: 2017年
公開日: 2021/04/02
会議録・要旨集
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