岩手医科大学歯学部歯科保存学第一講座
中里歯科医院
1983 年 8 巻 1 号 p. 66-71
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外傷により上顎左側中切歯歯根中央1/3に水平破折を生じた1症例を10年間X線写真により観察した。 同歯牙は受傷後1ヶ月にて冷水痛を生じ抜髄, 根充がなされたが10年を経過した現在においても臨床的には充分機能している。 X線写真上からは, 破折片間の離間が受傷後2年まで進行したが, その後変化は認められず, 10年後の現在, 根全周に歯根膜硬線が明瞭に認められ異常な所見は認められない。
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