抄録
本論文の目的は2つである.第1 は,Berg et al(2006a)(2006b)を参照しながら,開放経済におけるIS-MPモデルを応用して,今までの閉鎖経済におけるIS-MPモデルを開放経済に拡張し,需要ショックと供給ショックが起きた時の波及メカニムを理論的かつ実証的に検討する.具体的には,IS曲線とMP 曲線の傾きを求めるのと同時に,ショックが金融・財政政策で調整可能であるのかについて検討する.第2は,得られた需要ショックや供給ショックなどからアジア共通通貨の導入が是か非かについて検討する.