日本福祉教育・ボランティア学習学会研究紀要
Online ISSN : 2432-4094
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中動態論からとらえ直す with コロナ 時代の福祉教育・ボランティア学習
田村 真広
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2023 年 41 巻 p. 37-48

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抄録
本論文では、コロナ禍において福祉教育・ボランティア学習の実践領域が直面した「これまでに経 験したことのない」事実を考察の対象としている。様々な分野・領域において議論を喚起している國分 (2017)の提唱する中動態論から三つの射程を手がかりとして、大学でのアクティブ・ラーニング、地 域における住民活動、災害避難活動の先行研究に着目し、各実践領域への影響、課題、展望を整理して いる。中動態論から、福祉教育・ボランティア学習の実践領域における主体性と当事者性、ゆらぎと対 話によるとらえ直しという課題を析出している。具体的には、イベント開催者・参加者が抱えるジレン マの取り扱い、参加者の意志と承認欲求の見分け方、目的-手段を乗り越える実践への寛容性の確保で ある。課題の解決には関係者間による深い対話、そして学際的な探究が求められている。コロナ禍は対 話と探究の可能性を広げたといえる。
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© 2023 日本福祉教育・ボランティア学習学会
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