抄録
荒れた中学校を再生する中で総合的な学習の時間を通してパフォーマンスを中心としたボランテ ィア活動の資源を獲得させ、「総合学習発表会」や「地域貢献部」という兼部できる部活動で、その 活用を図った。その結果、荒れた学校が市内でもっとも落ち着いた中学校となった。10 年が経過し 振り返ってみると「なぜ、生徒たちは変容したのだろう。」という問いが生まれた。この実践にはサ ービスラーニング(以下、SL)の要素があり、生徒たちはそこに学びの楽しさを知ったのではない かと考えた。そこで、この実践のSLの入口としての有効性に着眼した。当時の卒業文集をテキスト マイニングで分析すると共に卒業生、元外部指導者、元教員に追跡調査を行うことで、三者のせめぎ 合いや葛藤などをリアルに受け止め、パフォーマンス技術の習得とその発表の過程を深掘りすること にした。それにより SL への入口構成に必要な条件を探り出し提案する研究である。