生命倫理
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原著論文
透析導入の意思決定プロセスで患者が捉える「話し合い」の要素
-共同意思決定への示唆-
宇野澤 千尋鶴若 麻理Chihiro UNOZAWAMari TSURUWAKA
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2025 年 35 巻 1 号 p. 13-22

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抄録

目的:透析導入の意思決定プロセスにおいて、患者が医療者と「話し合った」と捉えた場面を通じて、透析患者が捉える「話し合い」の要素を明らかにし、患者を中心に据えた話し合いや共同意思決定を進める上での示唆を得ること。 方法:透析患者34名に半構造化インタビューを行い、テーマ分析を用いて患者が捉える医療者との「話し合い」の要素を抽出した。 結果:患者が捉える「話し合い」の要素として、【相互の作用】【自分の能動性】【医療者による対応】【医療者の態度】【決断すべき時期】【環境】【内容】の7つが抽出された。患者にとっての「話し合い」は、相互的な関わりや自身の能動的参加、そして医療者が人間性を持って患者の期待に応じることで、成立することが示された。また、「話し合い」はプロセスではなく、透析導入を決断すべき一時点として捉えられていた。 結論:透析導入の意思決定プロセスにおいては、患者の心情面での理解や共感を含む「話し合い」やSDMのあり方を再考し、患者にとってよりよい意思決定の再構築が求められる。

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日本生命倫理学会
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