抄録
本稿では,リファレンスガバナを用いたハードディスクのヘッドシーク制御について報告する.リファレンスガバナは,低次元のノミナルモデル(制御モデル)の状態を観測して制御を行い,制御モデルと実際のハードディスクとの誤差の影響はモデルフォロイング制御を用いて吸収することを考える.また,リファレンスガバナではリファレンス入力を切り替えるが,これが実際のハードディスクの共振モードを励起しないようにノッチフイルタも併用する.さらに,提案する制御方式の有効性を確かめるためにベンチマーク問題に対するシミュレーションを行い,従来法との比較検討を行う.