日本クリティカルケア看護学会誌
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研究報告
除細動器付き植込み型心臓デバイスの新規植込み術を受けた入院中の患者が社会復帰に向けて抱く不確かさ
鶴見 幸代, 中村 美鈴, 佐藤 幹代
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2020 年 16 巻 p. 73-84

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抄録

 本研究は,除細動器付き植込み型心臓デバイスの新規植込み術を受けた入院中の患者が退院前に社会復帰に向けて抱く不確かさを明らかにすることを目的とした.デバイスの新規植込み術を受けた患者8名を対象とし,半構成的面接法で得たデータをKrippendorffの内容分析(1980/1989)を参考に分析をした.不確かさは【デバイスとともに過ごす生活のイメージが湧かない】などの10のカテゴリが抽出された.不確かさには,常にすべての不確かさの根底にあるデバイスを植え込んでもなお脅かされる生命に関連した不確かさと,漠然とした社会復帰への不確かさ,具体的な社会復帰への不確かさの3つに大別され,【デバイスへの電磁波の影響が気がかりである】はデバイスを新規で植え込んだ入院中の患者に特徴的な不確かさと考察された.社会復帰に向けて不確かさを抱く入院中の患者への看護実践として,デバイスを植え込んだ患者同士のソーシャルサポートや,信頼できる医療者からの情報提供が不確かさの軽減に重要である可能性が示唆された.

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© 2020 日本クリティカルケア看護学会
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