日本クリティカルケア看護学会誌
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研究報告
わが国のクリティカルケアにおける医療者の遺族ケアに関する認識と現状
立野 淳子山勢 博彰山勢 善江藤野 成美田戸 朝美藤田 直子
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2009 年 5 巻 2 号 p. 69-81

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抄録
【目的】わが国のクリティカルケアにおける遺族ケアの現状および,医療者の遺族ケアに対する認識を明らかにし,遺族ケアの実施に向けた課題を見いだすこと.【方法】わが国の救急医療または集中治療に携わる医療者を目的母集団とし,層化二段無作為抽出法でサンプリングした 710 名を対象に,2009 年 4~6 月に,遺族ケアの実施状況,遺族ケアの必要性,課題等について質問紙を用いた郵送調査を実施した.【結果】回答者数は 530 名であった.そのうち,これまでに遺族ケアの経験がある医師は 5 名,看護師は 112 名であった.遺族ケアの必要性は 5 割以上の医療者が認識していた.遺族ケアの利点について平均得点が高かった項目は,「心身の健康状態を把握できる」であった.一方,欠点は「通常業務の妨げになる」「医療者のストレスになる」の平均得点が高かった.約 7 割の医療者は,遺族ケアの実施を困難に感じており,課題として「マンパワーの確保」「遺族ケアに関する知識」「遺族ケアスキルの習得」等が指摘された.【考察】本調査で明らかになった遺族ケアの実施状況や医療者の認識を踏まえ,遺族ケア実施に向けた課題を検討する必要がある.
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© 2009 日本クリティカルケア看護学会
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