日本顎咬合学会誌 咬み合わせの科学
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症例報告
過剰に拡大された根管に対してマイクロスコープを使用し,MTAセメントで修復した症例
永井 孝信吉永 修園田 晋平三村 彰吾
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2012 年 32 巻 3 号 p. 287-292

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抄録
当院で10 年前に根管治療後8 年経過して,巨大な根尖病変が形成され,根管,根管孔も異常に大きく,従来の根管充填材のガッターパーチャ―での充填が不可能と思われる歯に対して,生体親和性に優れ,根管壁に化学的に結合するMTA セメントを充塡材として使用し,病変が縮小し,良好に経過している.根尖孔の拡大された症例に対してMTA は有効であると考えられる.【顎咬合誌 32(3):287-292,2012
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© 2012 特定非営利活動法人 日本顎咬合学会
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