“歯内療法の三種の神器”と呼ばれる「歯科用CBCT」,「マイクロスコープ」,そして「Ni-Ti ファイル」を駆使することで,歯内療法の成功率が格段に向上するようになったのは大きな福音といえるだろう.それに加えて,術前の診査診断の精度向上,無菌的環境下における基本的なプロトコルの遵守により,歯内療法の精度は格段に向上する.今回は,AAE(American Association of Endodonntists)のガイドラインに準じて診断し,歯髄保存を行った症例,歯内- 歯周病変に対して歯内療法を行った症例の2 症例を提示させていただく.これらの症例を通して,基本的な手技を再確認しながら一本の歯の保存にこだわった治療を報告したい.【顎咬合誌 43(3):245-250, 2024】