日本顎咬合学会誌 咬み合わせの科学
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原著
無歯顎症例におけるインプラントオーバーデンチャーの上下顎別および男女別累積生存率の比較検討
鈴木 一川原 大黒岩 昭弘
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2024 年 44 巻 1 号 p. 52-57

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抄録

インプラントオーバーデンチャー(IOD)で補綴されたアイヒナーC 分類のうち無歯顎症例クラスC2 およびC3 の112 症例の累積生存率を上下顎別および男女別にKaplan Meier 法とlog-Lank test にて分析した.累積生存率(CSR) は,IOD 上部構造装着後からインプラント周囲炎またはインプラント破断によるインプラント除去までの日数から計算した.女性は男性よりも高いCSR を示し,下顎のIOD は上顎よりも高いCSR をそれぞれ示した.一方,アイヒナーサブクラスC3 は,C2 よりも高いCSR を示した.C3 の男女比較でも,男性よりも女性のCSR が高く,上顎よりも下顎のCSR が高い傾向が示された.今後さらに対顎の欠損形態や補綴装置のデザインなどの多様性をふまえた長期的な調査の必要性が求められる.【顎咬合誌 44(1):52-57,2024

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