日本顎咬合学会誌 咬み合わせの科学
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症例報告
オーバーデンチャーを装着した高齢患者の口腔機能低下に対し,舌機能トレーニングにより口腔機能を回復した症例
藪 健一郎吉田 和英
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2025 年 45 巻 2 号 p. 166-172

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抄録
オーバーデンチャーを装着している高齢患者が口腔機能低下症を発症し,舌機能トレーニングを行うことで良好な結果を得たので報告する.本症例は,上顎オーバーデンチャーおよび下顎インプラントオーバーデンチャーを装着し,以後問題なく使用していたが,装着から3 年半後に口腔機能低下症を発症した.口腔機能低下症検査では,口腔衛生不良,口腔乾燥,咬合力低下,舌口唇運動機能低下,および舌圧低下の5 項目が該当した.そこで口腔機能低下症と診断し,舌機能トレーニングを含む口腔機能管理を実施した.低下していた舌圧は舌機能トレーニングにより回復し,1 年後の口腔機能検査の再評価を行ったところ検査数値が改善し,良好な結果が得られた.
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