日本顎咬合学会誌 咬み合わせの科学
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症例報告
外傷による失活変色歯に対してウォーキングブリーチにデュアルホワイトニングを併用した1症例
三隅 純一
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2026 年 46 巻 1 号 p. 37-41

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抄録
変色歯に対しウォーキングブリーチとホームおよびオフィス併用のデュアルホワイトニング(以下デュアルホワイトニング)を併用することにより,良好な結果を得たので報告する.患者は,52 歳,女性で自発痛と変色を主訴に来院した. 1 の歯髄壊死と変色を認めたが,患者は1 を含めた全顎の明度の改善を希望したため感染根管治療の後,ウォーキングブリーチとデュアルホワイトニングの併用を計画した.ウォーキングブリーチを2 回行った後,デュアルホワイトニングを3 カ月間施行した結果,1 を含めた全顎の明度上昇を認め,良好な結果が得られた.漂白後,2 年6 カ月後の経過でも後戻りは軽度であった.本症例で提示した治療法は歯質削除を伴わずに変色が改善されたものであり,低侵襲的かつ審美的に良好な結果が得られた有効な治療法であると考えられる.また,変色を伴う2 の矮小歯に対して低侵襲なラミネートベニアで修復した症例も提示し,低侵襲治療の適応についても考察した.
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