日本顎咬合学会誌 咬み合わせの科学
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原著
矯正歯科診療所における非症候性部分性無歯症(oligodontia) 患者の実態調査
山岸 三津子
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キーワード: 矯正歯科, 部分性無歯症
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2026 年 46 巻 1 号 p. 29-36

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抄録
第三大臼歯を除く6 歯以上の先天性多数歯欠如は部分性無歯症,oligodontia と定義され, 2012 年4 月より矯正歯科治療が保険適応となったがその実態についての報告は少ない.そこで今回,矯正歯科診療所における非症候性部分性無歯症患者の実態を把握すべく調査を行った.本研究では当院を受診した非症候性のoligodontia 患者(以下,oligodontia 患者) 8 名(男性3 名,女性5 名)を対象に,初診時年齢,欠如歯数,欠如部位を調査し,検討した.初診時の平均年齢は13.1 歳であった.このことから成長期の患者に接する場合は,平均的な歯の交換期を理解し,先天性欠如の早期発見に努めることが重要と考えられる.欠如歯数の平均は8 歯で,欠如頻度の高い歯種は上下顎第二小臼歯,頻度の低い歯種は上顎中切歯および上下顎第一大臼歯であった.少数歯欠如患者に関する過去の報告と比較すると,1 歯2 歯欠如の軽症者とoligodontia では欠如部位発現パターンが異なることが示唆された.
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