2001 年 21 巻 3 号 p. 328-334
最近のDental Implantの普及率は目覚ましいものがあるが, 筆者は約30年前から日常臨床にDental Implantを応用してきた.症例としては, 遊離端欠損部位あるいは中間欠損部にImplantを埋入し, 最終補綴物はCrown Bridgeで処置をする症例を最も多く経験してきた.しかし, 毎日Dental Implant治療を行っていると多数歯欠損や無歯顎というような大きな症例にぶつかり, どのように処置をしてよいか迷った時代もあったので, 今回は特に下顎無歯顎について筆者の知識と経験を述べることにする.