文化経済学
Online ISSN : 1884-2208
Print ISSN : 1344-1442
研究ノート
地方公立美術館における新しい社会的役割を開発する改革の試み
―岐阜県美術館の事例を中心に―
鳥羽 都子
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2020 年 17 巻 1 号 p. 26-34

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抄録

 近年、多様な表現への対応や社会包摂への寄与など、ミュージアム機能の拡充が求められている。本論では、地方における公立美術館の事例として、岐阜県美術館が近年取り組んでいるレジデンス型事業、アートプロジェクト、ソーシャルデザインプロジェクトの試みを取り上げ、地域やセクターを超えた連携が追及され、その繋がりが次々に結びついていく上でプラットフォームの機能を発揮したことを明らかにし、ミュージアムの現代的役割を示す。

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© 2020 文化経済学会〈日本〉
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