日本地域看護学会誌
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研究報告
保健師を対象とした複合課題をもつ家族アセスメント映像教材の制作と評価
中谷 久恵
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2025 年 28 巻 2 号 p. 31-39

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抄録

目的:本研究の目的は,保健師がオンデマンドのeラーニングで家族アセスメントを学ぶ映像教材の有効性を評価することである.

方法:保健師21人に任意で研究協力を依頼した.調査方法は,家族アセスメントを学ぶeラーニング研究への参加に同意した保健師が投稿したアセスメントと看護計画の内容を分類し,アセスメントを書いた家族の間柄を確認して,複合課題が記述されているかを把握した.学習目標は,家族援助技術の3項目の投稿内容を把握した.eラーニング実施後には動画と学習目標の評価をたずねる任意の質問紙調査をWebで行った.映像教材の有効性は,家族アセスメントと学習目標の定性的分析とそれらを投稿した保健師の人数,および質問紙調査の肯定的回答の記述統計から評価した.

結果:保健師13人が投稿し,11人が質問紙に回答した.保健師がアセスメントを書いた家族員は,子どもが12人,母親10人,父親13人,祖父母10人であり,これらのアセスメントは複合課題を含んでいた.学習目標は項目ごとに9~11人の保健師が投稿していた.複合課題をもつ家族のアセスメントが学べたと回答した保健師は11人中7人だった.

考察:制作した映像教材を用いたオンデマンドのeラーニングにおいて,保健師は家族アセスメントを学べることが明らかとなった.

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