抄録
本研究では,新人女性教師が保護者対応でどのようなことで困り,どのような支援を必要としているのかをインタビューから明らかにすることを目的とした。インタビューの分析から,新人教師は保護者対応で様々な困りを感じ,周りの人が話を聞き,伝え方を一緒に考えてくれる支援を必要としていることが明らかになった。今回の調査・分析では,女性教師に着目したが,保護者対応での女性ならではの困り感を明らかにすることはできなかった。また,ポジティブな性格かネガティブな性格かによって保護者対応での困り感が変わると推察された。