2015 年 19 巻 1 号 p. 12-18
三重大学総合情報処理センターでは,2012年4月から電力見える化システムを導入し,全関係個所の電力計測を行い,消費電力削減に取り組んでいる.本論文では,サーバ室について,IT機器による消費電力量と空調の消費電力量の関係についてPUEやCOPを用いて調査分析を行った.次に,この分析結果より,空調の運転効率についての適正度を評価点という形で定量化することで可視化を行った.また,この評価点をもとに空調電力の削減に取り組み,良好な結果が得られたので報告する.