2004 年 8 巻 1 号 p. 45-53
インターネットを利用して情報を公開する方法として,WWWは最も重要かつ有効な手段である.Webページを記述する言語としては,現在ではHTMLが多用されている.一方,より柔軟性の高い記述方式を提供する言語としてXMLが開発され,それに基づいて拡張されたXHTMLやXML自体もWebサイトの記述に用いられるようになった.XMLを用いてWebサイトを構築することにより,拡張性と柔軟性が向上し種々の情報を効率よく処理し,公開することが可能となる.筆者らは,まず総合情報処理センターの既存HTMLデータを活用し,XMLによるサイトの開発,構築をおこなった.ここではHTMLで記述されていたWebサイトのデータを活用したXML技術によるWebサイトの構成に関して,運用とセキュリティの面からの考察及び構築について述べる.