聖マリア病院 胸部外科
福岡大学 第二外科
2007 年 21 巻 5 号 p. 659-662
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症例は9歳の女児で,胸痛の為に撮影した胸部X線写真で右上肺野の透過性亢進を指摘された.胸部CTで右上葉を中心に巨大肺嚢胞を認め,3D-CTの血管構築で上幹,上行肺動脈の先細り像が認められた.5歳時の胸部X線写真でも同部に肺嚢胞を認めていた.右S3から発生した大きな気腫性肺嚢胞で右胸腔を占められており,胸腔鏡下肺部分切除を施行したが,残存肺の拡張は良好だった.稀な小児の巨大肺嚢胞に対する胸腔鏡下切除を経験したので報告する.
日本呼吸器外科学会雑誌 呼吸器外科
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