足利赤十字病院医学部呼吸器外科
慶應義塾大学医学部外科
埼玉医科大学総合医療センター外科
2001 年 15 巻 1 号 p. 33-36
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症例は46歳, 女性.入社時検診で胸部の異常を指摘されて当科受診した.左胸腔内に肺紋理を認めず, 縦隔は右に偏位していた.手術ではS6に茎を持つ巨大肺嚢胞によって左胸腔内は占められており, 嚢胞を摘出すると左肺は再膨張した.術後労作時の呼吸が楽になり, 肺機能検査は改善した.10年前から嚢胞を指摘されていたため長期間肺は虚脱していたと考えられ, 手術により肺機能の改善がえられたことは興味深い.
日本呼吸器外科学会雑誌 呼吸器外科
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