本報告は,過去の本課題研究シンポジウムにおける2つの報告を踏まえ,今後の大学教育・経営人材育成プログラムを考えるための新たな質問紙調査の枠組みを検討することを目的とした.
過去の報告においては,これまでの修了生調査や修了生の語りの事例分析から,修士論文の効果,学びの役立ち度と満足度の乖離,学習効果の遅効性などが課題として挙げられた.続いて,大学職員研究のレビューから,大学院での具体的な学習経験と各知識・スキルとの関係,学習経験や知識・能力の変化と成果・業務の質との関係の検証の不足が課題として挙げられた.
以上を踏まえ,「学習役立ち度」と現在の「学び習慣」の関係,ポジションの変化と役立ち度の関係を検証するための新たな修了生調査の枠組みを検討した.