糖尿病腎症セルフマネジメント教育プログラムについて, 看護師による対面式の直接面談を, タブレット端末を用いた遠隔面談に置き換えた場合の効果について比較検討した. 糖尿病腎症2期から4期にある成人40人を, 直接面談と電話指導を実施する直接群と, 直接面談を遠隔面談に置き換えた遠隔群とに無作為に割り付けた. プログラムは6ヶ月間で, 評価はセルフマネジメント行動, 身体・心理的指標を用い, 開始時, 終了時, 終了6ヶ月後に収集した. 両群の違いを判断する基準として変化率の差を10%と設定した. 結果, 32人がプログラムを終了した. セルフモニタリングやQOLでは直接群の効果が大きく, 薬のアドヒアランス, HbA1c, BMI, 自己効力感では両群でほぼ同様の効果を認めた. 参加者が少なかったことから結果の解釈は限定的であるが, 遠隔群においても行動変容が観察されたことから, 直接面談を実施することが物理的に困難な場合は, 遠隔面談に切り替えることは可能であると考えられた.