日本糖尿病教育・看護学会誌
Online ISSN : 2432-3713
Print ISSN : 1342-8497
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成人期2型糖尿病患者が自己管理を継続するための家族支援のあり方に関する文献研究
西尾 育子
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2018 年 22 巻 1 号 p. 33-43

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抄録

本研究の目的は,成人期2型糖尿病患者に対する家族支援のあり方を検討することである.Berelson.Bの内容分析を参考に,家族支援,看護師から家族への支援,看護師から患者への支援を類似性に基づき,分類・コード化した.その結果,家族支援で6個,看護師から患者への支援で2個,看護師から家族への支援で5個のカテゴリがそれぞれ抽出された.これらにより,家族から患者の支援では,患者の療養行動におけるストレスや不安の軽減など心理面への働きかけ,患者の治療継続を促進する声掛けや患者と協働する必要性が示唆された.看護師から患者への支援では患者の社会的役割や家族役割機能を理解して,患者とその家族の関係を築き,家族支援のあり方を支持する必要性が示唆された.看護師から家族への支援では,支援環境の提供や家族への知識の獲得支援など,家族の努力を共有して自己効力感が向上する支援を行い,家族が抱く思いや不安へ配慮する心理的支援の重要性が示唆された.

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© 2018 一般社団法人 日本糖尿病教育・看護学会
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