2023 年 31 巻 p. 35-40
慶應義塾大学アート・センターは、アーカイヴ資料を用いた「アート・アーカイヴ資料展」を開催してきた。展覧会という形式はテーマを立てることにより「ある視点」を提示でき、研究成果を示すことで活動を評価可能にするための契機となる。だが情報・資料をどのように発信してゆくのか、様々な見地からの議論が必要である。
上述した資料展より四つの事例を上げ、アーカイヴが所管する資料をいかに展示に活かし、発表の場として展覧会を構築してきたかを示す。展覧会を開催したことによってフィードバックが起こり、さらなる資料の物理的充実と研究調査の発展に寄与していることを示したい。