2025 年 33 巻 p. 23-28
東京都と東京都歴史文化財団は、都立文化施設が有する収蔵品等の文化資源をデジタル化し、記録・保存するとともに、多様な形態での鑑賞体験を提供する「TOKYOスマート・カルチャー・プロジェクト」の一環として、3Dデータを公開している。
東京都江戸東京博物館は、スマートフォンアプリで制作した3Dデータを活用し、MR(複合現実)体験型コンテンツを開発した。また、江戸東京たてもの園は、復元建造物の3Dデータを活用したオンライン展覧会を開催し、東京都庭園美術館は、室内装飾や家具の3Dデータから複製模型を作成している。本報告では、各施設での事例をもとに、収蔵品の利活用に向けた3Dデータ公開の意義と可能性について報告する。