2025 年 33 巻 p. 29-34
秩父宮記念スポーツ博物館では、60年以上の長い歴史に加え、直近の10年間に仮収蔵庫への二度の移転を経験した。そのため、収蔵品管理に混乱した状況に生じていた。現在、従来の収蔵品管理方法を継承しつつも、持続可能で、かつ現場の業務に適応した整理方法を策定し、その業務に対応すべく、複数系列のデータベースが同時に稼働させながらも、統一的な情報管理が実現できるマルチモーダル型データベースを設計した。本稿では、従来の状況と新たな収蔵品管理業務の現状を紹介し、本システムを使って、異なる経緯で作成されたデータを引き継ぎながら、次第に統合化していく手法を紹介したい。